未経験から白ネギ農家へ|鳥取・伯耆町で働く1年と、向いている人・向いていない人

「農業に転職したい」。私たちのYouTubeに、実際に届くコメントです。この記事は、その方に向けて書きました。良いところだけを書いても仕方がないので、きついところも並べます。読んだうえで「それでも」と思われた方に、来ていただければと思っています。

白ネギ農家の1年

白ネギは、種をまいてから収穫まで半年以上かかります。1年のどこで何をしているかを先にお見せします。

時期作業忙しさ
4月種まき。セルトレイ560枚、約50万粒高(1年でいちばん集中する10日間)
4月〜6月育苗。暗室で1〜2週間、ハウスで約2か月中(毎日の見回りが要る)
5月〜6月定植。人力と機械を畑の形で使い分け
6月〜9月中耕・施肥・除草。土寄せを3回中(暑さがきつい)
9月春ネギ用の定植
11月〜1月収穫。雪と雨のなかで最高(本番)
11月〜3月選果・出荷最高

お気づきかもしれませんが、いちばん忙しいのが冬です。ここが、他の作物と大きく違うところです。

1日の流れ

収穫期(11月〜1月)それ以外の時期
7時台に集合。畑か選果場へ8時ごろ集合
午前収穫。雪の日は機械が使えず手掘りになることも土寄せ、除草、育苗の管理
交代で休憩休憩
午後選果場で、根切り・皮はぎ・泥拭き・選別・結束畑の作業の続き。雨天は屋内作業へ
箱詰めと積み込み。翌朝の出荷に間に合わせる片付け

未経験でも入れるのか

いま一緒に働いているのは、海外から来たメンバー、高校生のアルバイト、都会の会社から移ってきた社員です。全員、最初は白ネギを作ったことがありませんでした。

白ネギの作業は、覚えることは多いのですが、ひとつひとつは難しくありません。種をまく、苗を植える、土を寄せる、抜く、皮をむく。難しいのは、それを50万本ぶん、天気に合わせて回すことです。これは1年かけて体で覚えていくものなので、初めてかどうかはあまり関係がありません。

正直に、きついところを3つ

  1. 冬が本番であること。雪の日も雨の日も、収穫は止められません。軽トラが雪にはまることもあります。「冬は休みだろう」と思って来られると、話が違うことになります。
  2. 天気で予定が動くこと。今日やる予定だった作業が、朝の雨で変わります。段取りが崩れることに耐えられるかどうかは、向き不向きが分かれるところです。
  3. 体を使うこと。黒ぼく土はやわらかく、歩くだけで足を取られます。私たちは冗談で「畑がジムだ」と言っていますが、実際、慣れるまでは足腰にきます。

向いている人・向いていない人

向いていると思う人難しいかもしれない人
体を動かしているほうが調子が良い人デスクワークのペースを保ちたい人
予定が変わることを、あまり気にしない人毎日同じ時間に同じことをしたい人
ひとつのことを季節をまたいで追いかけられる人短い期間で結果が見えないと落ち着かない人
言葉が通じにくい相手とも一緒に働ける人会話で細かく詰めたい人
寒さより暑さのほうが苦手な人冬の屋外がどうしても無理な人

念のため書いておくと、これは「良い人・悪い人」の話ではありません。合う場所が違うだけです。

住まいと車のこと

伯耆町は鳥取県の西部、大山の麓にあります。米子市まで車で20分ほどです。車は必要です。畑が何か所かに分かれているので、通勤にも作業にも使います。住まいのことは、まずはご相談ください。

まずは、畑を見に来ていただくところから

農業に移るかどうかは、記事を読んで決められることではないと思っています。私たちのYouTubeでは、格好のつかないところも含めて、そのまま出しています。まずはそちらを何本かご覧いただくのが早いかもしれません。

そのうえで、現場を見てみたいと思われましたら、収穫期(11月〜1月)にお声がけください。1日、一緒に動いていただくのがいちばん分かります。長靴だけご用意ください。

ご連絡は、お電話(090-7549-1017/平日9時〜17時)で承っています。お問い合わせのご案内はこちらです。「見学だけ」で構いません。

最終更新:2026年9月


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